初めてネットショップを作る方向けの記事
商用利用可能な素材集紹介

スマートフォン向けECサイトは対応していますか?これから考えたいスマホ事情

2012年8月6日 | カテゴリー:マーケティング

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このような記事がありまして。

ネットショッピングの利用経験、PC94.2%、スマートフォン45.5%、タブレット端末10.6%
MMD研究所

現在着実に利用者を増やしているiPhoneやスマートフォン利用者ですが、ネットショップ事情におきましては、上記のような統計結果が出たようです。


この数字だけで考えていいものか

捉え方によっては、モバイル端末の普及が大躍進を遂げている中、インターネットを利用したショッピングにおいては依然としてパソコン優勢・・・と言う考え方もアリだと思いますが、果たして本当にこの数字の通りなのでしょうか? と言うことに疑問を持ったりもします。

と言うのも、数字が間違っているのではなく、母数が違うのではないかなと。

今回の調査結果においては「パソコンとスマートフォン(その他端末)」を所持しているユーザーを対象にしているようで、「スマートフォンを持っていないユーザー」と「スマートフォンしか持っていないユーザー」はどうなんだろう? と。

実際、パソコンの普及台数とスマートフォンの普及台数をそもそも比べることが出来ないため、統計の取りようも無いと思うのですが、単純にパソコンとスマートフォンのどちらも持っているユーザーはパソコンでネットショッピングを楽しむと言う解釈で概ね間違ってはいないと思いますが、普通考えると、情報が見やすいパソコンで購入する方が多いのは当たり前なのでは・・・

そう考えると、この数字は正しくはあるものの、統計として成り立つかどうかは疑問に感じるわけですね。

体感としてはスマートフォン所有者は確実に増えていて、アクセスも急激に伸びてきています。
そのため、実際の購入者については上記の数字よりも2~3割増しで考えていてもいいんじゃないかなと思います。

パソコンと携帯電話の差もありました

一昔前も似たような論争はあったもので、結局は個人が持つことが出来る携帯電話を利用した市場が流行る! と何度と無く言われていましたが、それをなぞり返しているだけと言えばその通りです。

しかし、考えなければならないのは、より高性能となったスマートフォンにおいて、従来の携帯電話よりもごまかしの効かない面は多く、スマートフォン向けのサイトが続々と登場していく中、どのタイミングでこの市場に参入していくかと言うことではないでしょうか。

もちろん、ショッピングカートASPを利用している場合はオプションで搭載されていたり、数クリックで自動的に作られるタイプのものもありますので、すでに対応済みと言うショップ様も多いことかと思われますが、別途スマートフォン用ECサイトを構築しなければならない場合、モバイルサイトと併せてどのような対応をするかと言うことが一つのポイントとなってくるわけです。

スマートフォンには対応させた方が良い?

とは言っても、作った方がいいのは間違いないので、対応可能であれば早期に対応していけばいいのですが、意外と面倒なことが多いのがスマートフォン向けサイトだったりします。

従来の携帯サイトとは違い、まだ環境が出揃っていないと言うか、各種スマートフォンを使った利用チェックなども結構厄介になりがちです。
普及が進んでると言っても、依然として従来の携帯所持者も多いわけですから。もしもネットショップ政策担当側にスマートフォンを所持している方がいないと言うだけで、対応は遅れてしまいがちです。

対応は早い方が良い。しかし、まだ完全ではないと言った辺りが現状の対応状況の難しさを感じさせるところもあって、それなら、ある程度材料が出揃った段階で作っていくと言った方が効率の良さを感じられるものだったりするのかもしれません。

今のうちから計画しておくのは悪いことではない

現在主流となっているスマートフォン向けサイトの作り方は下記が参考になります。

スマートフォン対応サイトの作り方、教えます
ASCII.jp

ゼロからはじめるレスポンシブWebサイトを作るために勉強できるサイトをまとめました
HTML5でサイトを作ろう

主流としてはASCII.jpで紹介されているものですが、今後の技術の進歩によってはレスポンシブwebサイトと言うのも一つのスタイルとして認知されていくのは間違いありません。
ただ、まだまだ技術者寄りのものなので、これが一般的にフィードバックされていくのは、もう少し先の話になりそうですが、取り入れる余裕があるのであれば、考えてみてもいいかもしれません。

なんにせよ、これまでの携帯電話によるモバイルサイト市場と同様に、スマートフォン向けの市場も盛り上がっていくことは間違いありません。
スマートフォンの利用者が従来の携帯電話利用者を越える日もそう遠い未来でもなさそうですので、それまでに一つの指針を決め、効果的な戦略を練って行きたいところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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