デザイナー・Webデザイナーさんのためのネットショップサービス
2012年8月21日 | カテゴリー:ネットショップサービス 制作TIPSや素材
基本的にインターネット上で商品を売るには
●ネットショップを作る
●オークションに参加する
のどちらかになると思われますが、どちらの場合にしても「商品が手元にある」もしくは「直ちに用意できる」と言うことが前提となります。
そのため、在庫や初期投資の関係から、販売に一歩踏み出せないと言う方もおられるのではないでしょうか。
特にデザイン職の方の場合、物を作る技術こそあれど、形にして販売にまで漕ぎ着けるだけでも苦労するもので、やはりインターネット上で商品を販売すると言うのは手間のかかるものです。
というわけで、今回は今すぐに！ とは言えないまでも、自作の技術や商品を販売する敷居を下げるサービスを紹介します。
新しいネットショップの形。ドロップシッピング
2009年より日本国内でも始まった、「誰でもネットショップを開くことが出来る」サービスがドロップシッピングです。
利用者は在庫を持つ必要はなく、商品情報とショッピングカートの設置のみで商品を販売することが出来ます。
商品はドロップシッピングサイトの親元になる運営会社側で受注から梱包、発送まで一括で行ってくれるので、こちらはネットショップを作り、指定のタグを埋め込むだけで商品の販売が可能になります。
日本国内においては、どちらかと言えば商品販売のお手伝いと言うか、物販のアフィリエイトに近い感じかもしれません。
特に利用者の多いドロップシッピングサービスは下記の通り。
現時点においてはドロップシッピングサービスにおいて最大手と言っても良いのが「もしもドロップシッピング」です。
商品数も申し分なく、有名商品も数多くあり、メディア紹介商品にも力を入れているため、「何を売れば良いかわからない」と言うことはほとんどないでしょう。
また、WEBサイトを作ったことの無い方でもSEO対策に特化したテンプレートに必要事項を入力するだけで商品販売が可能になる「できすぎ君」と言うサービスも無料で使えるので、HTMLが分からない方でも大丈夫です。
しかし、WEB製作が得意と言う方の方が有利な点は多いのは間違いないため、自信のある方は自作HTMLで勝負してみてもいいと思います。
主にインテリア関連を広く取り扱っているドロップシッピングサービスです。
販売商品がインテリアに特化している分、知識がある方、インテリアが好きな方には非常に売りやすい商品が揃っていること。
利益率も高めに設定してあるのも魅力的です。
こちらも自作でHTMLを組むことが出来る。WEBデザインに自信がある方におすすめです。
物つくりが好きな人向けのTシャツドロップシッピング
こちらもドロップシッピングの部類に入りますが、上記と違うのは「デザインを自前で用意する」と言う点です。
特にグラフィックデザインに自信がある方や、パソコンでグラフィックを作るのが好きな方にはうってつけのサービスとも言えます。
利益率こそ低いですが、初期出費なども一切なく、売れた分だけ利益になること。規模の大きなサイトであれば露出も多いことから、デザイナー・ノンデザイナー問わず非常に多くの参加者がいます。
Tシャツだけでなく、様々なオリジナルのノベルティグッズを販売することが出来るサイトです。
とにかくスポンサーの数が多く、有名なデザイナー、イラストレーター、漫画家なども多く参加しています。
デザインデータを送信するだけで、後は全てお任せですので、とにかく作ったものを何らかの形にして出品したい！ と言う方におすすめです。
こちらもデザインデータを送信するだけで、後は全てお任せのドロップシッピングです。
Tシャツがほとんどではありますが、マグカップやスマトーフォン・iPhoneケースなども作ることが出来ます。
どちらかと言えばオープンな販売サイトではなく、SNSに近い感じでしょうか。
T-SHIRTS TRINITY（Tシャツ トリニティ）
Tシャツからパーカーまで、アパレルに特化したドロップシッピングサイトです。
デザインデータを送信することで、後は全てお任せです。
全体的にデザインのレベルが高い感じがし、敷居が高く感じられますが、このようなアパレルはプリントデザインがいいほど売りやすいと言う特徴がありますので、腕に自信があれば参加してみるのもいいでしょう。
おまけ。新しい形？ のネットショップ
最近ではノベルティグッズの製作のための敷居がずいぶん下がったこともあり、そう言った商品の販売代行を行ってくれるところも見られるようになりました。
特につい最近出来たふたつのサイトに注目しています。
ノベルティグッズの販売代行に特化したショップサイトです。
ステッカーや缶バッジ、Tシャツなどのいわゆる「販促品」の販売となっており、販売希望者は申し込みを行い、商品を配送することで、あとは販売代行をしてもらえます。
販売期間は1アイテムにつき1ヶ月と短めの設定ですが、在庫1個からでもOKとのことですので、手元に販促品が余っている場合や、小ロットでステッカーなどを作ってみたと言った場合は、こちらで販売代行＋露出を増やすと言うのもいいのではないでしょうか。
Wizzm（ウィズム）
上記とはちょっと違いますが、ステッカーに特化したサイトとなります。
応援したい企業やサービスなどへの応援の形でステッカーを購入すると言う形になります。
誰でも と言うよりは、何かのビジネスやプロジェクトを考えている、進行中であると言った既存でサービスを提供している方向けのサービスですが、ステッカーを通したコミュニケーションと言うことで面白そうですのでこちらで紹介させていただきます。
ステッカーを紹介してもらうには、Wizzmサイト上から中央のナビゲーション右側「集まれ！（水色の矢印）」をクリックすると応募することが出来ます。
物を作って売ると言う形
最近ではデザイナーやパソコンでグラフィックなどを作る方向けのショッピング代行サービスもずいぶん増えてきました。
以前も紹介したことがありますが、dropbox内のデータを販売することが出来る「Sellbox」や、twitterアカウントでデータを販売することが出来る「Gumroad」などが記憶に新しいところです（当該記事はこちらからどうぞ）
これまで「案はあっても知識も物も無い」と言ったことでジレンマを抱えている方を何度となくお見受けしたことがありますが、上記のようなサービスであれば、何らかの形で「インターネットで商品を売る」と言うことに参加できるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
