初めてネットショップを作る方向けの記事
商用利用可能な素材集紹介

月額無料で利用できるショッピングカートをまとめました。

2013年3月4日 | カテゴリー:ネットショップサービス

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昨年から相次いで注目のネットショップ運営者向けサービスがリリースされており、しかも実質利用料金が無料と言うところもポイントのひとつとして取り上げられることが多くなりました。

当ブログにおいても注目している方は多いようで、実はアクセスの半数は無料のネットショップサービスを探している方だったりもします。

と言う訳で、私が知っている範囲内ではありますが、無料で利用することが出来るショッピングカートを一通りまとめてみました。
詳細と言うほど詳しくは無いものの、どのようなサービスかもある程度は掲載しています。

今回は「レンタルショッピングカート」にこだわっており、自作型やCGI型、ショッピングカートサービスに近い形態のもの(オークションの延長的なサービスなど)については掲載していません。

※一部「それ無料じゃない」「一応無料」というものも含まれていますが、条件や導入コストの安価さを考えた結果の掲載としていますのでご容赦くださいませ。


初期費用・月額費用完全無料で使える無料ショッピングカート

https://stores.jp/

Stores.jp

2分でネットショップを作ることが出来る完全無料で利用できるショッピングカートとして一躍注目を集め、現在も様々な実用的なサービスを提供し続けているのがStores.jpです。

無料プランの場合は商品数上限が5点までとなっており、以降は月額980円にて利用することが出来ます。
また、無料プランではアクセス解析やマーケティングツールが使えないと言う制限があります。

やはり有料プランの方が用途が広くなりますが、商品点数が5点以下である、ワンアンドオンリーの商品を販売したい場合には使い勝手のいいサービスと言えるでしょう。
さらに、現在も様々なマーケティングに役立つツールや強力なサービスが追加されており、今後の充実度も期待できそうです。

反面、逆を言えば無料プランは5商品までしか登録することが出来ないこと。
月額980円であれば、多くの機能を取り揃えているカラーミーショップやおちゃのこネットのほうが長期的に見た販促には強いでしょう。

https://thebase.in/

BASE

数多くのメディアに取り上げられ、最も注目されている無料ショッピングカートがBASEです。

無料でありながら、登録商品数は無制限。
さらに多様なテンプレートから、お手軽に見た目の良いネットショップを作ることが可能です。

感覚的にはStores.jp同時期のリリースでもあったため、何かと比較されがちですが、BASEは登録商品数が無制限であり、今後も様々なサービスを提供することが約束されています。

また、twitter・Facebookによる連携はもちろん、WEBサイト、ブログへの商品紹介の貼り付けも可能になっており、集客力のあるメディアと連動させやすいのも特徴のひとつと言えます。

運営によるtwitter展開も活発になっており、運営側自らショップの紹介をしてもらえる可能性もあると言うのも嬉しいところです。

ただし、テンプレートは多彩であっても、カスタマイズはほとんどできず、HTMLの編集なども出来ません。
これはStores.jpにおいても同様ですが、どのように販促経路を作るか と言うのが成功のための大きなポイントと言えるでしょう。

http://zerostore.jp/

ZEROSTORE

Stores.jpやBASEよりも先にリリースされたサービスであるZEROSTORE
本格的なネットショップを無料で利用できることから、より本格的なネットショップ展開を考えている方においては非常に有用なサービスではないでしょうか。

テンプレートも豊富で、見た目も綺麗なネットショップを作ることができ、1000点まで商品登録が可能。
これで無料のサービスと言われても分からないレベルとなっています。

ただし、オプション料金がかかる仕組みとなっており、特に決済機能を充実させようとすると、逆に高額の部類に入るかもしれません。
DeNAの持つ強力な販促力や決済の仕組みに関するノウハウの充実度を考えると妥当な価格とは思われますが、他社サービスの方が安価に収まると言えばそうかもしれません。

また、出店審査があるため、誰でもすぐにオープンが出来ると言うわけではありません。
購買力高い商材を扱っており、出店に関する準備が整っている方向けのサービスとも言えるでしょう。

http://cart.fc2.com/

FC2カート

インターネット上において、強力な影響力を持ち、ブログサービスとしても有名なFC2のネットショップサービスです。

無料でありながらテンプレートも豊富で、HTML・CSS編集も可能であるため、知識があれば無料でも高度なネットショップを作ることが可能になっています。
決済機能もPayPalであれば無料でクレジットカード決済機能を追加することもでき、有料サービスの場合でも有名な決済代行会社と提携することができます。

やはりWEBメディアにおいて充分なノウハウを有しているところのサービスでもあるため、充実した内容と言えますが、反面、無料プランの場合はFC2の広告が自動的に追加されてしまいます。
ショップ運営には何のメリットも無い広告となってしまうこと、せっかくの見た目を損なう可能性もあるため、どうしても広告が許せないと言う場合は有料プランを使うほうがいいでしょう。

http://www.shop-online.jp/mall/index.php

ゼロショップモール

こちらもFC2カート同様、長く続いているネットショップサービスのひとつです。
ネットショップ運営に役立つ様々なツール込みで利用料金無料と言う破格のサービスとなっており、1万点以上の参加ショップがあります。

販促においても独自のショッピングモールを運営しており、アクセスアップのための導線紹介も充実しています。

無料でありながら、非常に高機能なショッピングカートですが、必ず広告が付くようになっており、広告を取り外すには月額1050円の有料プランに登録する必要があります。
また、決済機能もクレジットカードの利用が可能ですが、販売実績を証明すること、法人であることが条件となっているため、独自でPayPalを利用するなど工夫が必要となります。

フリープランにて利用できる無料ショッピングカート

http://www.makeshop.jp/main/plan/free.html

メイクショップ(フリーショッププラン)

高機能ショッピングカートの中でも非常に高い認知度を誇り、多くの優良ショップを輩出しているメイクショップの無料プランです。

商品登録数は30点まで。
有料プランに比べてほぼ全ての機能が制限されていると言うことを考えると、有料プランに比べて大きく見劣りしてしまう難点も見受けられますが、販促経路として独自のショッピングモール「アイテムポスト」が無料で利用できる他、名店を生み出すノウハウの詰まった「開店キット」の提供はありがたいものとなるでしょう。

有料プランともなると、非常に高機能なツール群全てを利用することが出来るため、フリープランの利用から最終的にグレードアップしていくと言うお店も少なくありません。

ただし、月額料金無料のフリープランであっても初期費用として10500円かかるため、完全無料とは言うわけではありません。
まずは低コストでのネットショップ運営を続けつつ、一定の販促が見込まれ、サービスの継続を考えた際に別サービスに移行するのは難しい、手間がかかると言った場合は、充分投資の価値のあるショッピングカートとなるはずです。

http://promotion.wisecart.ne.jp/zero/

ワイズカート・ゼロ

高機能ショッピングカートとして個人から企業まで幅広く利用されているワイズカートの無料プランがワイズカート・ゼロです。

高機能ショッピングカートとしても知られているサービスの無料版と言う扱いですが、商品数100点まで出品可能。安定した販促環境に加え、各種マーケティングツールも数多く利用することが出来ます。
また、重複登録も可能になっており、取り扱う商品のジャンル別でショップ自体を別々に分けて運営することもできるのです。
本来は有料サービスでありながら、無料プランにおいては契約料も無料なのが嬉しいところです。

決済関連もクロネコペイメントなど、無料で利用できる決済代行と連携させることが出来るため、無料でほぼ全ての必須環境を作ることができるでしょう。

ただし、商品が売れた際は「Z-COIN」と言う独自のサービス内通貨から販売手数料が差し引かれる形となっており、定期的にZ-COINを購入(最低1000円から)しなければなりません。
売り上げ金額から手数料が差し引かれると言う形ではなく、あらかじめZ-COINを用意しておかなければならない点は注意しておきましょう。
しかし初回登録時は無料で1000Z-COIN(売り上げ総額3万円の手数料と同等)がプレゼントされるため、初期の売り上げ3万円分までは実質完全無料となります。

(条件を満たせば)無料で利用できるショッピングカート

http://lolipop.jp/manual/user/colorme-lolipop/

カラーミーショップ for ロリポップ!

格安でありながら高機能レンタルサーバーでもおなじみのロリポップ!提供によるレンタルショッピングカートです。

「無料」と言うカテゴリーとしては微妙かもしれませんが、ロリポップサーバーを利用しているのであれば、追加料金無しでショッピングカートを利用することが出来ます。
サーバー代は月額263円~であり、マルチドメイン(複数の独自ドメインを利用することが出来る)対応、サブドメインも作れることから、ひとつの契約で「ネットショップ」「自由に使えるホームページ用サーバー」「ブログサービス」全てが利用できることを考えると、非常にお得なサービスとも言えます。

すでにロリポップを利用されている場合は無料で追加することが出来るため、ロリポップユーザーに限り「実質無料」となります。

カラーミーショップ for ロリポップ!は本家カラーミーショップと比べると機能は大きく制限されており、テンプレートのカスタマイズなどは出来なくなっていますが、小規模ネットショップ運営であれば充分な機能を有しています。

カラーミーショップ自体が非常に人気の高いショッピングカートであり、さらに利用料金も月額875円~(最短契約3ヶ月一括払いで3150円)と言う安価なサービスとなっているため、そのままカラーミーショップを利用する方も多いですが、まずは小規模から始めてみたいという方にはうってつけのサービスと言えるでしょう。
規模が大きくなり、より高度なネットショップ運営を目指す場合であれば、商品データなどそのままに、カラーミーショップの通常プランにグレードアップすることも可能です。

結局どこを選べばいいのか

販売環境や販売したい商材、導入したい販促方法などによって違いが顕著になりがちなのが無料ショッピングカートの特徴と言えるかもしれません。

最近では新サービスとして注目を集めている「Stores.jp」「BASE」「ZEROSTORE」はトレンド的な意味においても人気ではありますが、やはりそれが全てではなく、どこかで得手不得手もあるものですから、それに応じた判断をする必要も出てくるでしょう。

安定したサービスを望むのであれば、充分な運営ノウハウを持っており、一定のサポートを受けられる古参のサービスや、無料プランを用意している従来のレンタルカートを利用した方が長期的に見ると安心してネットショップを運営し続けられるはずです。

また、取り入れたい決済方法や、それにまつわるコスト計算など、実質無料であってもオプションとして支払わなければならない金額や、決済手数料など、無料サービス特有の支払いもあるので、その点の計算も必要となるかもしれません。

続々と無料で商品販売が出来るプラットフォームがリリースされており、ネットショップ運営を目指している方にとっては嬉しいことも多くあるかと思われますが、やはり無料のサービスには限界があるということは理解しておく必要もありますし、長期的に見れば、これまでも利用され続けている有料のレンタルカートや、自サーバー設置型のショッピングカート(EC-CUBEやCS-CARTなど)の方がメリットが多いこともあるものです。

ネットショップはビジネスです。
そのための投資は切っても切れない関係にあるのは間違いないことで、無料のサービスを使うことにこだわりすぎない、必要に応じて販促のための投資も行うと言うことも視野に入れ、バランスの取れた運営を目指すことが大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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