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あなたの「思う」は通じない?商品説明を書くときに気をつけたいこと

2012年7月20日 | カテゴリー:コラム

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SEO的な側面だけでなく、購入者が商品を買う決め手の一つとなるのはやはり「商品説明」です。

すでに商品自体を熟知しているお客様であれば、単純に「サポート」が良いところや「最も安いところ」を選ぶものですが、現在購入を迷っているお客様に対してや、初めてその商品を知ったお客様にとって、商品情報と言うのは、購入に踏み切るための大事な「一押し」なのは言うまでもないことでしょう。

とは言え、この商品説明においてもやってはいけないことと言うか、やらない方が良い事は当然あるわけですが、それでもなお多くのショップでは記載されていたりすることもあったりして「もったいないなー」と思うことも少なくないわけですよ。

と言う訳で、今回は商品説明を書くとき、こんなこと書いてませんか? と言ういくつかのものをピックアップしていきたいと思います。


商品説明と感情が入り混じったものになっている

商品説明は文字通り「商品の説明」であり、「何のために使われる商品であるか」「詳細なスペック」「値段」を記載するためのものです。

つまり、原則として「事実」以外の情報は要らないわけですよね。
にも関わらず「情報」と「感情」が交互に入り混じった商品説明と言うのも案外多いもので、例えば

この商品は●●と言う機能を搭載しており、あたかも●●のように動作してくれるのです。これはすごい! 私も実際に触ってみましたが、このスムーズな動作に感動しました!
これであなたの生活ももっと潤うかもしれない? お勧め商品です!

みたいな感じでしょうか。
一見すると、商品を売るために強いアピールが入っているようにも思えますが、これ商品説明ですか? と言う話。
3回ほど流し読みすれば分かりますよね。

「これ感想文じゃん」

ただし、これが悪いと言うわけではないんです。
実際に使用した体験談を取り入れると言うのは非常に有効ですし、一つの可能性をお客様に提案しているわけですから、それはそれとして訴えるもの自体には意味があるのです。

ただ、「商品の説明」ではないのです。

これを解決するためには、相容れない二つのものを分離させて記載すればいいのです。
「商品説明」「感想」ですね。

例として


こんな風に商品情報は「事実」として書き、感情的な部分は「レビュー」として分けることで、情報自体にメリハリがつくようになります。
もちろん事実が多いのであれば、それも大事な情報ですので、商品説明欄に加えていきましょう。

ついでに文字数も稼げるので、Google先生的にも評価は上がる可能性も出てきます。

カッコ良い事や横文字、専門用語を駆使して書いているが意味がいまいち分からない

一昔前に流行ったヴィジュアル系ロックバンドの歌詞さながら・・・と言うほど極端なものではないにしても、横文字(カタカナ)や専門用語だらけと言うのはあまり好ましいものではありません。

例えばデザインを人に勧める際、
「このスペースをサイドにマージンを取ることで視覚表現が一層際立つんですよ!」
などと言われても、分かるのはごく一部の人では無いでしょうか。

それなら
「この部分の横幅に余白を作ると、見た目が良くなりますよ」
と言う方が分かりやすいわけです。

こんな簡単に伝えることが出来るようなものでも、案外無駄に用語だらけになってしまっていることって多いんですよね。
もしも専門用語を多く使わざるを得ない場合であれば、サブコンテンツに用語集を作っておく、脚注として専門用語の意味を添えておくなどの心遣いは用意しておくべきと思います。

カッコイイ言葉って、一瞬良さそうに見えますが、結局伝わらないんですよね。
特に一つのことを突き詰めて詳しい方にありがちなことだったりします。

あなたの思いは実はそんなに意味ありません

と言う訳で記事タイトルの本題です。

これは「商品に対して愛があり、絶対にお勧めしたいし、絶対売れる!」と思うのはすばらしいことですし、そうあるべきとも思います。
特にネットショップにおいては、1商品に対する知識もワンセットで販売するものと考えた方がいいでしょう。その方がきっと売れます。

しかし、上記にもあるように、そこに「感情」をあまり入れないほうがいいのです。

割とよく見かけるのですが、商品説明の際に
「~だと思います」
で締めくくることって結構多く、それが事実であるかどうかが不明瞭になってるケースがあったりします。

商品説明は「事実」であるべきで、そこに「思う」が必要であるかどうかと言われると、あまり重要性は無いでしょう。
思いがあるならレビュー欄を作って、そこに書ききる、もしくはショップブログで思いを述べると言ったように、【事実】と【感想】を切り離しておくべきです。

また、レビューを書くにしても、「思う」と言うのは意思としては弱いのです。
本当に商品を知り尽くしており、絶対の自信を持っているのなら「断言」するべきで、不必要に遠慮することも躊躇することもありません。
お勧めであるのなら「お勧めします!」で良いのです。「お勧めと思います(思われます)」なんて個人の感情聞かされても・・・ねぇ? みたいな感じ。

まとめましょう

何が言いたいかとまとめると、要するに商品詳細ページにおいて商品紹介をするのなら

【商品名】【商品写真】【商品詳細(事実)】【商品に関する感想やレビューなど】と、それぞれの要素で分けるべきなのです。

時折【商品名】【商品写真】【商品詳細(事実とレビューが混ぜこぜ)】と言ったものを見かけるので、やっぱり「もったいないなぁ」と。

お客様はよほど知識が無い限り、情報をアテにして商品の購入の有無を決めます。
その際の情報がいかに整理されているかと言う部分を最適化するだけでも効果は見込めるものなので、
「こんなに商品詳細の文章に気合入れているのに、全然購入されない!」
とお嘆きであれば、一度文章を読み返してみることをお勧めします。

しっかりと書くべき、書きたい情報や思いを整理し、最適化を意識すれば、どうすればお客様の心に届く紹介を作ることが出来るのか見えてくるはずなのですから。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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