初めてネットショップを作る方向けの記事
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これから始めるネットショップ・WEBサービスに求めたい3つのこと

2013年4月1日 | カテゴリー:コラム

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新年度ですね。
確定申告や決算も終わり、これからまた心機一転新しいことを始めていくにはいい時期かもしれません。

最近は特にWEBを使ったマネタイズ化と言うものも注目されるようになってきており、相次いで新サービスや独自のネットショップ展開、大手ショッピングモールの提携が見られるようになりました。

デザインもここ最近で急速に普及しているものであったり、シンプルで美麗な見た目のものも数多くありますが、冷静に見てみると、ほとんどのサービスが1年も持たずに消えてしまったり、最初の3ヶ月程度は好調な滑り出しのように見えて、実は小さなコミュニティの中で収まってしまっていると言うことも少なくありません。

もちろんスタートから現在に至るまで精力的なところもありますが、その中で人知れず消えてしまうサービスを見て憂うこともあれば、もったいなかったなと思うことも少なくないのです。

というわけで、今回はネットショップやWEBサービスを新規でオープンしたい方に向けて、出来ることなら検討して欲しいことを残しておきたいと思います。


ターゲット層にとってわかりやすい詳細な説明の導線

最近スタートしているサービスの多くでは、いわゆる「フラットデザイン」であったり「ミニマルデザイン」であったりと、シンプルかつ必要最低限の情報のみで構成されているところが多いように感じられます。

見た目として綺麗でまとまっているので、一目は「あ、なんかいいな」って思うのですが、じゃぁ実際に利用してみようとなると、知りたい情報ほど見当たらず、利用のための敷居が大幅に高くなってしまっています。

ネットショップであれば、最低限わかりやすい位置に「送料や手数料に関する商品代以外の発生料金」や、「注文方法から配達、到着までの流れ、かかる日数」、「ショップ利用に関するQ&A(よくある質問)」くらいは入れておくべきですし、WEBサービスであれば、利用料金に関することは当然ですが、「利用中に発生する別途料金」「サービスの利用方法」「利用を推奨したい対象者」についてもわかりやすくあるべきでしょう。

誰も彼もがWEBを熟知しており、知っていて当然ではありません。製作者にとって「これくらい分かるだろ・考えろ」と言うのは傲慢な話で、お客様がより利用しやすくなるための必要な説明はわかりやすい箇所に設置しておくべきではないでしょうか。

お問い合わせページへの導線と問い合わせてOKな内容

また、お問い合わせの扱いがおざなりなケースも多いものです。
「詳しくはこちらからお問い合わせください」
の一言で完結しており、これではお客様、利用者は何に対して問い合わせていいものなのか分かりません。

出来るなら「まずはよくある質問をご確認ください」とQ&Aページを紹介すること。
どのような問い合わせなら返事ができ、受け付けられない問い合わせについても記載しておくことで、「問い合わせることの意味」を伝えることができるはずです。

お客様には「疑問や質問はあるが、どう伝えればいいか分からない」「この疑問・質問について、問い合わせていいものか分からない」と思ってしまう方もおられるものです。
「分からないなら使うな!」と言う性質のサービスであれば構わないかもしれませんが(実際にそう言うサービスもありますし)、多くの利用者を募りたいのであれば、お客様がお問い合わせしやすいよう、充分な説明はもちろん、その導線についても考えておいた方がいいです。

利用することに期待はさせてる?利用者に提示するヴィジョン

これも最近見ることが少なくなったのですが、商品やサービスを利用する際、利用者にとってどのようなメリットがあるのか。楽しみがあるのかということはしっかりと提示しているでしょうか?

ただどのようなサービスであるか簡易的な説明だけをし、さぁ使いましょう! では、簡単にはクリックはしてもらえないものです。
それならば、怪しさ・信頼性の無さはさておき、昔から雑誌の裏に掲載されている怪しげな商品や最近異常に多い情報商材の紹介ページの方がよほど頭を使っているのでは? と言えるものもあると言えばあります。

確かに過剰なことを説明したり、実際とはまるで違うことを掲載するのは問題ですが、せめて商品を使うことで得られるメリットの可能性や、サービス利用によって期待できるユーザーの楽しみ方、利用方法の提案をし、購入を検討している方や利用を考えている方に対して期待を持ってもらうことはしておくべきでしょう。

最後に:提供側のモチベーション、保っていますか?

これは上記の3つの事とはちょっと違うのですが、ネットショップ運営やサービス提供において、提供側のモチベーションと言うのは大きく影響するものです。

初速として多くの方が注目し、利用を検討している、知り合いが利用してくれたなどの初回景気はもちろん、産みの苦しみを味わい、ようやくオープンと言うことで、自ずと提供側のモチベーションと言うのは最高潮に達しているものです。

しかし、それが3ヵ月後、半年後になった際、同様のモチベーションを保ち続けることが出来るのか と言われると、やはり難しいもので、アクセス数、収益が思うように上がらない。マネタイズが芳しくなく、利用者も日を追って減っていくと言う状況で常に最新の状態を保ち続けられるか と言うと、そうでないところの方が多いのではないでしょうか。

運営コストがかからなければダラダラと維持だけを続けることも可能ですが、それでも少しずつコストはかさみますし、その頃にはモチベーションは地に落ちきってしまい、今更テコ入れと言うのも困難になっているケースはよく見られます。

多人数で運営していると、モチベーション低下後にもう一度一致団結すると言うのはとてつもない労力ともなってしまいがちなのです。

批判を恐れずに書くとするならば、提供側のモチベーションを維持し続けることが出来るのは、それを満たすに値する集客・収益でしかありません。
もちろん無償で提供することを是とし、永続的にモチベーションを保ち続けることが出来るのであれば話は変わりますが、そうでないのであれば、適切な運営を続けるためにも必要なことは全て用意しておくべきだと思うのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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