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Googleのパンダアップデートが与えるネットショップ担当者への影響とは?

2012年7月19日 | カテゴリー:SEO

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[`yahoo` not found]

2012年7月18日、Googleより日本と韓国にパンダアップデートを実施したと言うアナウンスが正式に発表されました。
これにより、日本国内においての検索順位も全体の5%程度の変化が見られると言われており、すでにSEO対策担当者の方は戦々恐々としているのではないでしょうか。

Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/07/google.html
(Googleウェブマスター向け公式ブログ)

海外では去年の段階でパンダアップデートが実施され、次いでペンギンアップデートが実施されましたが、日本の場合は先にペンギンアップデートが実施され、後からパンダアップデートが実施されると言う運びになったようです。

さて、このアップデートが我々ネットショップ運営者にどのような影響を与えるのかと言うことを考えたいと思います。


そもそもパンダアップデートって何?

SEOをかじっている方からすれば、すでに有名な言葉の一つにも思えますが、そう言った方面に興味のない方からすれば、一体何のことが分からないかもしれません。

ちなみに、パンダアップデートと言うのはGoogleが検索エンジンをアップデートする際に用いられた名称のことで、特に大掛かりな変更が加えられたことでも知られています。
その目的は簡単に言うなれば「重複コンテンツのランクを下げ、オリジナルコンテンツを優先する」と言うものです。

つまり、検索結果において優遇されるべきは「オリジナルな内容」であり、「オリジナルをコピーしたもの」などは排除するように仕組まれていると言われています。

もう一つ、先立って4月末に行われた、こちらも大規模なGoogleのアップデートである「ペンギンアップデート」は「過剰な被リンクに対してペナルティを与える」ことを意識したもので、人工的に無理矢理作り出した相互リンクや明らかに不正の疑いのあるリンクを受けているサイトを排除するよう仕組まれていました。

要するに、パンダアップデートとペンギンアップデートにより、検索結果において上位を達成するには「オリジナル」かつ「自然的(第三者の好意によって)にリンクの発生する」サイトであることが望ましいと言うことになるのです。

誰が影響を受けるか?

ネットショップオーナーに話を限定すると、恐らく対象となるのは以下の通り

●商品説明などをカタログ丸写しにしているネットショップ
●あからさまに不自然な相互リンクや被リンク増加を促しているネットショップ
●オリジナルの商品説明を丸写ししているドロップシッピングサイト

あたりかなと思います。
逆に、しっかりと腰を据え、1商品ずつ丁寧にページを作っている、商品説明をオリジナルで考えていると言うネットショップであれば、その恩恵を受け、検索結果的に優遇傾向にある可能性が高くなります。

必ずしも検索結果が向上されるわけではないですが、不正な方法で順位を底上げしていたところは軒並み大打撃を受けるのは間違いありません。

オリジナルであることが尊重されるため、要するにこの記事のトップにあるパンダの写真ではなく、本物のパンダの写真を出せ
ということなのです。

もしも大打撃となってしまい、その復旧を目指すのなら

パンダアップデートとペンギンアップデートによるペナルティの解除方法は以下の通り。

●不正と思われる被リンク操作を止め、必要なリンクのみとする
●商品説明をオリジナルのものにし、濃い内容のものにする
●必要対策を取った後、Googleウェブマスター経由でその旨を報告する

あたりになるかと思います。
ここで順位が大きく下がったからと言って、再びおかしなリンク増加に走ってはいけません。
よけいに帰ってこれなくなってしまいます。

もしも対策の取りようがなかったら・・・

実は、検索結果的に芳しくないにも関わらず、月商を大きくしているネットショップは数多くあります。

彼らは主にPPC広告(Yahoo!やGoogleの検索結果と一緒に表示される広告のこと)で十分な集客を行っており、相応にコストがかかるものの、最適化された広告の提示によって、十分売り上げを確保できるようにすることも出来るのです。
(これをSEMと言います。)

中にはGoogleからペナルティを食らっているにも関わらず、それを無視してPPC広告で結果を出していると言う猛者ショップもあったりするので、仮に検索エンジンに嫌われたとしても、違う方法戦えばいいだけの話です。

SEO対策も所詮は販促経路の一つに過ぎません。
もし、パンダアップデート、ペンギンアップデートが何か教訓を残してくれているとするなら、それは

「過剰な対策は考えず、ネットショップやサイトの質を上げなさい」

と言う、ただそれだけのことではないでしょうか。

あなたのお店は今回のアップデートで大きな変化に巻き込まれていませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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